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大学力アップ!「教育経営革新機構」東京駅前セミナー


終了2016年12月8日(木曜日)
第一回「キック・オフセミナー」

報告

 大学経営を変えるための連続講座を開設するにあたり、まず、「大学力アップ“珠玉の方法”」を出版するに至った動機をお話しました。

 第一は、私は永く企業に勤めていたことから、企業と大学の風土、価値観、常識などの違いに違和感があったこと。他方、17年間大学に身を置いて仕事をしてみると、大学の業務に関する支援などを生業にしている企業の方たちに対して少し注文したいことがありました。この“企業人の目”と“大学人の目”という視点で書かれた本はほとんどなく、大学の経営に関わる方々にもお役に立てることがあるのではないかと考えました。これら“2つの目”とは何かについて、具体的な事例でお話ししました。

 次に、大学を取り巻く環境がいかに厳しくなっているかについて、データを用いて私の認識と、それに伴う大学の課題についてお話しました。これらの背景の下、本書は書かれています。

 初回はキック・オフセミナーということで、本書の内容すべてについてそれぞれの項目の要点のみを簡潔に話す積りでおりましたが、時間の制約から、今回は特に重要な「中退予防」と「入試戦略」の2つのみとなりました。これらも含め、1月からはテーマごとに隔月で皆様方と議論したいと考えています。

 最後に、本の出版に関する裏事情など文章で残すことは決して有り得ない話、そして今後のスケジュールをお伝えしました。

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終了2017年1月18日(木曜日)
第二回「大学の経営ビジョンを考えるⅠ」

報告

 大学経営の起点となるのは「大学の経営ビジョン」です。今回はそのⅠとして、企業などにおける経営ビジョンと比較しながら、大学の経営ビジョンの一般論についてお話ししました。比較することによって、大学の特異性を浮き彫りにしたかったからです。

 まず、大学経営における基本構図を押さえておくことが必要です。経営の主体である学校法人、大学の使命、大学の管理運営に関する基本規定などについて解説しました。

 次に、経営ビジョンの定義、経営ビジョンの意味・期待と効果、についてお話しした上で、現状を踏まえ、今後の一定期間における事業を見通し、経営ビジョンを達成するための道筋を明確にした“経営計画”、経営ビジョンと現状のギャップを埋める方策、すなわち経営ビジョン実現の方策の基本指針となる“戦略”、戦略を5W3Hの観点で具体的な内容に整理した“計画”について、実際の事例を挙げながら解説しました。これらを明確に意識することによって、経営ビジョンはより具体的に実効性のあるものになりす。

 最後に建学の理念についてお話しました。私学は“志学”、志が建学の理念です。大学のブランド力向上に向けた様々な取り組みも結局のところ、創立者の建学の理念行き着きます。経営ビジョンは時間軸と共に変化しますが、建学の理念は不変です。この“不変”であるために必要なこと、やるべきこと、について議論しました。

 今回は「経営ビジョンⅠ」として、その一般論についてお話ししました。各論に入る前に、その土台をきちんと押さえておくことが重要であると認識しているからです。次回「経営ビジョンⅡ」では各論をとりあげさらに掘り下げる予定です。

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終了2017年3月23日(木曜日)
第三回「大学の経営ビジョンを考えるⅡ」

報告

 大学経営の起点となるのは「大学の経営ビジョン」です。前回はそのⅠとして、企業などにおける経営ビジョンと比較して論じ、大学の経営ビジョンの特異性を浮き彫りにしながら一般論についてお話ししました。今回の「大学の経営ビジョンを考えるⅡ」では、具体的な実行施策を提示し議論しました。経営ビジョンが、時々散見される単なる“絵に描いた餅”にならないようにするためにどうすればよいかを、具体的に考えることが今回のテーマです。

 まず、大学の現状を的確に認識することが必要です。そのための5項目として、(1)入試と就職。(2)教育・研究における質の保証。(3)政府の政策に呼応した事業展開。(4)知の公開。(5)コンプライアンスの徹底。を取り上げました。事例やデータを示しながら、現状認識をビジョンの実施計画や戦略に反映させるために必須となる視点や、データ分析上の留意点について私見を述べました。

 次に、それぞれの大学の置かれた状況によって取り上げる、例えば、組織の再編などの項目を除き、経営側の視点で必ずビジョンで取り上げなければならない主要な5つの課題として、(1)健全な財務。(2)適正な人事と採用計画。(3)長期展望に基づく施設整備。(4)ブランディング戦略。(5)コンプライアンスの徹底。を挙げ、具体的な戦略と施策について議論しました。

 また本には書いてありませんが、営利の追求とは少し遠いところにある大学における業務の質の向上や人事の考え方について、QC活動で知られるDemingの哲学や手法の導入についての私案を提案しました。大学経営の今後の課題であると思っています。

 環境の変化に呼応した組織風土の変革こそが、本来の競争力の源泉です。まず、納得できる経営ビジョンを定義し、建学の理念を柱に据え、今すぐに施策の実行に着すること。そして、最後はトップの高い志で、経営ビジョンを推進することが経営ビジョンの要諦と考えています。

 次回からは2回にわたって「実践!中退予防」を取り上げます。中退予防はすべての大学において喫緊の課題です。“実践”する中から見えてきたこと、すぐにできる有効な施策についてお話しします。

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終了2017年5月25日(木曜日)
第四回「すぐに始める中退予防Ⅰ」
-“実践”の中から見えてきたこと,すぐにできる有効な施策-

報告

 どこの大学でも、中退を防ぐために多大の努力を払っているにもかかわらず、中退者数は全国で8万人超、平均の退学率は2.65%にもなります。

 入学した学生が、最後まで勉学を全うし大学卒業資格を得ることは、各人の人生にとって極めて大切です。それは何らかの理由により勉学半ばで挫折し、中退した者のほとんどが正職に就いていないことからも明らかでしょう。学生の学修意欲を掻き立て、修学を継続させるための取り組みが中退予防の第一の眼目ですが、一方、中退は大学予算の大半を占める学納金の損失に直結します。大学経営にとっても中退予防は喫緊の課題なのです。ではどのようにすれば今以上に中退を予防することができるか、これが今回と次回の2回にわたる「すぐに始める中退予防」のテーマです。

 今回は、まず総論として中退の実態や中退の全体像、中退予防の意義などをお話しし、認識を共有しました。 その上で、中退予防の取り組みを始める時の学内の反応や次の一歩の取り組みが進まない理由など、さまざまな“壁”について整理しました。中退予防の取り組みを実行に移す時、どんな壁があるのかを事前に理解しておくことは、この取り組みを進める上で有用と考えたからです。

 次に色々な視点からデータを分析した結果を示し、中退に関わる要因を整理しました。その結果を踏まえ、すぐに始められる中退の予防に有効な5項目とその具体的な実施方法、留意点についてお話ししました。

 中退予防においては一過性の取り組みでは成果が期待できません。そのため、過去3年間のデータを分析し、ピンポイントの方策の立案・試行・全学展開(本格導入)へと進めます。従来の日常業務+αで中退者を一人でも減らすことが目標です。そこでキーとなるのは、恒久化(日常業務への組み込み)に向け、方策を標準化しシステムとして定着させることです。

 小さく始める中退予防では、“退学”の根底にある諸要因を分析し、潜在的に学ぶ能力があり、卒業することへの意欲のある学生をターゲットに、施策に(余り)大きな手間を掛けず、中退の予防を実現することを目指しています。まずは10人減らすだけでもよいのです。“中退予防”に高い目標はいりません。すぐに着手しノウハウを蓄積すること、それを継続することが大切です。そしてそれは、大学の教育の充実、大学運営の質の向上につながっています。

 今回は「すぐに始める中退予防Ⅰ」として、中退に関わる全般的な項目についてお話ししました。次回「すぐに始める中退予防Ⅱ」では、アンケート調査や修学ポートフォリオ、単位の取得状況の時系列分析など、中退予防施策の実践例をお話します。

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終了2017年7月20日(木曜日)
第五回「すぐに始める中退予防Ⅱ」
-“実践”の中から見えてきたこと,すぐにできる有効な施策-

【報 告】

 「消えゆく限界大学」「大学大倒産時代」「“大学改革”という病」などと言う本が売れています。大学は今大変な状況に直面していますが、大学の中は意外と静かで危機感などほとんど感じられません。
この“静か”さは、大変な状況を解決するための課題が余りに大きすぎ、判ってはいてもどこから手の付けたらよいかわからない、ということも一つの要因です。

大変な状況にある大学の大きな課題の一つが「中退者をいかに減らすか」です。第四回と今回の2回にわたり取り上げた「すぐに始める中退予防」では、この難しい“中退予防”も、ここに目をつければ“すぐに始められます”、というノウハウをお話しました。要旨を9項目にまとめました。

  1. 「中退予防」は独立して存在する課題ではない。
    ○入試、教育、就職支援、キャンパス生活、など総てに関わることから、
     その取り組みは大学の質向上の基点となる。
  2. 「中退予防」は学生、保護者、大学の“三方一両得”の極めて価値の高いプロジェクト。
  3. 「中退予防」に高い目標は不要。まずは10人から。
  4. 「中退予防」の要諦は、早期発見、早期支援・指導。
    ○早期発見の糸口が、下記、7、8、9。
  5. 地道なデータ分析と各大学の文化に沿ったピンポイントの方策をまず試した後全学に拡大。そして取り組みを“標化”、“恒久化”すること。
  6. “今すぐにできる取り組み”に着手すること。
    ○メンタルヘルス授業、休学者への「復学説明会」など。
  7. 出席確認システムを活用して、1週間の欠席者(早期発見)を指導して(広義)休学の芽を摘むこと。
    ○ポートフォリオフォーマットの活用。
  8. 1年生には前期、後期の単位取得数を比較し、その状況に応じた指導。
  9. 大きな中退予備群である広義休学者には、学年・取得単位数に応じた適切な支援・指導。
    ○指導のポイントは5年で卒業させること

是非、皆様の大学ですぐに実行されることをお勧めします。

大学に誇りを持っている学生、大学が好きな学生が中退することはまずありません。何かの縁でこの大学に入学した学生が卒業する時、「この大学で学んで良かった」と言わせたい、と大学の教職員なら誰でも思っているはずです。次回は、この大学を好きにする試みの一つである「自校教育」についてお話します。
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終了2017年9月21日(木曜日)
第六回「大学を好きにしよう 実践!自校教育」
-多様な視点から“大学の本当の姿”を知ってもらう授業-

【報 告】

 

 日本の学生は、あらゆる局面で偏差値による比較評価がなされ、ほとんどの大学では、偏差値評価に基づいてその大学に在籍している学生が大半を占めています。それが「不本意入学者」です。

 「大学は選ばれる時代」と言われていますが、「選んできた」はずの受験者側が持つ大学に関する(偏差値以外の本来の)情報は極めて乏しい。だから「自分がなぜここにいるのか」分からず教室に座っている学生が多数いるのです。ブランドやランキングによってではなく、「固有名詞としての大学」を知ってもらうこと、それが「自校教育」です。

 学ぶこと自体は本来どこの大学でもできるはずです。能動的に学んでいけるか否かは、自らが在籍する大学に根を張り、自分らしく学ぼうと思えるか否かにかかっています。実態を乗り越えて「自分がどこにいるのか」を分かってもらわないと、4年間の積極的な学習は成り立ちません。その意味では、「自校教育」は大学教育の基底と言えるでしょう。

 寺﨑先生は、「自校教育」によって、学生たちが渇望している自恃心を醸成し、自分の大学のことをしることによって、自分の居場所を見つけて落ち着く、と言っています。そして、自校科目(授業構成や内容な異なりますが)を開講しているいずれの大学でも、この科目は学生たちから高い評価を得ています。

 自校教育は学生のみならず大学にとっても重要です。認証評価(内部質保証)の一項目になっており、また、大学改革では建学の精神を多層的に解明して諸施策と関連付ける必要があるからです。教職員の参加意識の醸成はこの関連付けなくしては成り立たちません。

 今回のセミナーでは、自校教育の現状や、自校教育の目的に関するさまざまな議論、自校教育の意義などについて紹介した後、第二部では、筆者が芝浦工業大学で実践した自校教育を例に、授業のポイントや留意点などをお話ししました。

 「自校教育」は学生にとっても、大学にとっても極めて重要なのですが、現在、自校科目が開講されているのは190校程度と、まだ多くの大学では開講されていません。大学を取り巻く厳しい環境の中で生き残るための一手として、早急に開講されることをお勧めします。

 “これから15年間で100校の大学が消滅する”、そして、その危ない大学の指標は、

  1. 収容定員充足率
  2. 中退率
  3. 専任教員の割合

と言われています(「大学 大倒産時代」)。

 2018年問題を挙げるまでもなく、大学は厳しい状況に直面しています。
 1年間の連続セミナー「大学力アップ」の最後は、“収容定員充足率”をアップさせる「入試」を取り上げます。

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2017年11月16日(木曜日)
第七回「実践!入試戦略」

【開催案内】

 入試戦略は経営の観点から、そして教育の質向上に向けても絶対に欠かせない大学の最重要課題です。定員割れを起こせば大学経営の根幹を直撃します。当然、入学者の質を落とすことになり、教育の根幹を揺るがすことになるからです。また、現実問題としては、大学がどのランクにあるかによって戦略は大きく異なります。
私が実践として経験したのは、芝浦工業大学という一大学でしかありませんが、さまざまな状況に置かれている大学の方のご意見も伺いながら、皆様と「入試」について考えたいと思います。

今回お話しする内容は、

  1. 入試に関わるさまざまな指標
  2. 入試に直結するオープンキャンパス
  3. 高校訪問・模擬授業
  4. 入試前教育
  5. 付属校、高大接続 など

が主な項目です。


日時:2017年11月16日(木曜日) 18:00~20:00
場所:イオンコンパス東京駅前会議室(東京駅前八重洲口1分)

イオン会議室

金額:無料 3000円(テーマの重要性を鑑み無料としました)

■申し込み:本ページトップ「セミナー申込・メール会員募集・ご意見その他」にて、お手数ですがご連絡ください。
 また、講演会お申し込みも、上記にて承っております。

 

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